「庶民の日本を築く為の講座」其の十一

拉致・北方領土・竹島・尖閣諸島解決の鍵は
日本の任侠伝統の復活

「人間は考える葦である」と有名な言葉がある。今こそ事実を把握して隠された真実を追う秋だ。

 民族の悲願である「拉致」「北方領土」「竹島」「尖閣諸島」を還したくなる日本を創り出すことを考えよう。

 731部隊や警察組織が罪にならなかったのは? 731部隊がアメリカにその研究資料を引き渡すのと引き換えに戦犯免責を受けた事実は、多くに知られている。アメリカは司法取引の国だ。警察組織がそのまま息を吹き返したのには、戦後の冷戦構造も与っているが、一番大きな要因はアメリカがそれの利用価値を認めたからだ。もっとわかりやすく言えば、アメリカの走狗となったから、組織が存続しているのだ。

 その証拠は、敗戦後の混乱期には警察の盾となって
国民を守ったヤクザ(日本の伝統組織の任侠)を切り捨て、壊滅に追い込む方向に転換して今に至っていることだ。再度であるが、アメリカにとって「アウトロー」とは警察組織が機能しない混乱期には、弱り目にたたり目の庶民を略奪するものだ。それが日本のヤクザは、混乱期には警察を助けて庶民を守った。この事実は戦時中日本軍が玉砕した島で、人夫となっていたヤクザが投降もせずに兵士の銃を執って死ぬまで激しく抵抗して玉砕した事実と共に、アメリカには衝撃だった。アメリカ始め他の國ではアウトローは督戦隊に追い立てられてやっと戦う存在だからだ。そしてアウトローはあくまでも庶民に嫌われる存在でなくてはならないのだ。

 しかも戦後度重なるヤクザ締め付けで弱めていたはずのヤクザが、
半世紀もたった阪神大震災で、また先頭に立って庶民を助けた。この事実はアメリカの手先となっている警察はもとより、そこからの情報たれ流しの御用マスコミは一切報道せず、日本の庶民が知ったのはイギリスのメディアからの逆輸入であった現実。このヤクザ(日本の任侠伝統)の底力に恐れおののいたアメリカは、走狗の日本の警察の尻を叩いてますます締め付けを強めているのが現状だ。上意下達の忠実な走狗という流れの中で「暴対法」を考えれば辻褄が合う。
 いざという時には庶民の盾となる日本の任侠伝統が締め付けられれば締め付けられるほど、日本には外国のアウトロー(ヤクザではなくマフィア・ギャング)が入りやすくなり、体感治安は年々悪くなる。また昔は手配師が仕切っていた日雇い人夫の範囲を、派遣という合法的なピンはね組織(手数料三割四割は異常なピンはねだ)に広げて、下々の庶民を地域生活からさえ遠ざけた。

 もう一つ、警察がアメリカの走狗の証拠が、他でもない北朝鮮の拉致だ。アメリカは日本が近隣の諸国と仲良くなっては困る。アメリカにとって日本は、北方領土ではロシアと、竹島では韓国と、尖閣諸島では中国と、拉致では北朝鮮と背反していなければならないのだ。今のところアメリカの計算どおりに日本は存在している。アメリカのその戦略の片棒を担いでいるのが、反中・反韓と騒いでいる一部の連中だ。

 拉致問題を置き去りにして、テロ指定を解除し、北朝鮮へ援助の道を開く。ここで日本が拉致を理由に援助を渋れば、日本と北朝鮮の対立は余計に深くなり拉致問題も解決しない。それがアメリカの計算だ。そしてその計算の根本には、日本の警察組織が拉致解決に(積極的には)動かないという指令がある。
 レバノン人が北朝鮮に拉致された時に、遠く離れた中東の小国のレバノンは、「自国民救出のためなら軍隊の出動も辞さない」と強硬姿勢で、北朝鮮はすぐにレバノン人を引き渡した。日本はわざわざ軍隊である自衛隊を北朝鮮に出動させる必要はない。北朝鮮の生命線が日本の朝鮮総連からの送金であることは、誰もがわかっている。つまり日本国内で政治的にであれ物理的にであれ様々な方法で朝鮮総連の活動を停止させることだけで、北朝鮮は立ち行かなくなり、拉致問題はすぐに解決する。それを拉致に憤った民間の有志が朝鮮総連に少し抗議をしただけで逮捕拘束したのが日本の警察だ。本来なら朝鮮総連をそれこそ重箱の隅をつつくように法令違反を見つけて拘束逮捕を繰り返し、活動できなくするのが日本の警察の役目だ。それなのに行っていることが正反対だということが、日本の警察はアメリカの指令・戦略で動いているという証拠だ。
 
 九・一一の後、アメリカからの日本の警察に対する危機管理の指令が、日本政府を通さずに米大使館より直接警察庁に行なわれたというのも、日本の警察がアメリカの指令で動いているという証拠だ。

 官僚は「愛〔國〕者」ではあるが、「愛〔國民〕者」でない。官僚は國の組織さえ安泰(例え属国であっても)であれば、それを支える下々の個々の庶民である国民などはどうでもいい。全体として國の組織が安泰ならいいのだ。今の薬害も食物の不祥事も根本にその思想があるからだ。その隙間を埋めて良くも悪くも庶民の盾となっていたのが日本の任侠だ。

 この六十年の間に日本の任侠も代替わりしている。今が日本の庶民を下から支える任侠の伝統を取り戻す最後のチャンスだ。この機会を失えば、日本民族の伝統の半分は失われ、日本の庶民はアメリカの手先となっている官僚どもにいいようにこき使われ、使い捨てにされるだけだ。蟹工船で共産党がブームとなり、入党者が増えているが、共産党はあくまでも官僚組織の庶民収奪の息抜き機関(つまり体制側)で、何の力もない。

 (大韓航空機爆破事件の「金賢姫」女史の言葉が忘れられない老狼)
『アメリカは、北朝鮮の上空を侵犯して撃墜され捕虜となったアメリカ軍人を、大統領を始め國を挙げて助け出しました。私の日本語教師であるリ・ウネは不法に拉致されたのです。まして日本には息子が一人いるのです。私の本の印税の一部ですが、何卒拉致救出のために使ってください 』と寄付したことを知り、心身が熱くなったことは、今でも今に至るまで忘れられないことです。
 北朝鮮を地上の楽園と送り出した松本善明の所属する共産党も、与党も野党も実質的なことは何もしていません。金正日の気まぐれでわずかの拉致被害者を還して貰った以外、何も進展せずに首相は何代も代わっているのが日本です。アメリカの戦略の付けを日本の庶民が人生という体で払わされている。
 裸の王様アメリカ、今の金融危機も巨悪の根源はアメリカ発です。猿芝居の演出の幕引きを、任侠を含めた庶民の叡智を結集して、やり遂げようではありませんか ! !

 

       平成二十年十月十五日 肥やしの老狼


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