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非戦の闘い 日本の処方箋D
戦いのツケを払うのはいつも庶民

62年前の3月10日、東京下町の庶民はアメリカの大量虐殺テロの犠牲となり、9.11テロよりもはるかに多い十万人の犠牲者を出した。ここに心よりご冥福をお祈りします。

62年前、昭和20年初頭の戦争終結の拙さから、東京大空襲を始めとする各地の空襲被害、二発の原爆被害、満洲の邦人(庶民)の被害、シベリア抑留等々、これらの数々の庶民の犠牲は、偏に上の者の無策無能の責任であった。それを戦後の日本人は、自身の手による戦争責任の検証を封印して、ヘドロの上に立った平和と繁栄を謳歌してきたが、それと引き換えに日本人古来の美徳や文化はすっかり影が薄くなってしまった。しかし藤原正彦氏の「国家の品格」がベストセラーになったことからも伺えるが、日本人の優れた遺伝子はまだ残っているのだ。

この遺伝子が残されている間に、日本のような恵まれた四季のない、乾いた砂漠から出た一神教のキリスト教対イスラム教の世界対立に終止符を打つ役目を日本人はしよう。今のアメリカは西へ西へと幌馬車で進んで開拓という名のインディアンを虐殺して成り立っている征服侵略国家だ。力で征服した者はいつ力で逆襲されるかといつも不安に怯えている。だからアメリカは常に敵を作って国を纏めている。今回のイラク戦争がいい例だ。世界の平和はアメリカの怯えを取り去って、アメリカを真の強い国家に作り変えなければ到底望めない。そしてそれが出来るのは、史上空前の核被害を受けた日本だけだ。日本の核武装などとんでもない ! ! 日本こそが、先頭に立って核を持つ国と持たざる国の調和を行うことが出来るのだ。それが日本の役目でもあるのだ。

「核武装」とか勇ましいことを言うのは簡単だ。しかし往々にしてそれを言う者は責任を取らない。言いっ放しの無責任だ。そしてそのツケはいつも庶民が背負うこととなる。戦前我々は軍部やマスコミの勇ましい言葉に踊らされて、結局は東京大空襲の今回の訴訟からも明らかなように、庶民が大きなツケを払わされている。

江戸時代、日本が鎖国したのは、西欧列強の侵略を防ぐためだった。キリスト教を禁じたのは、当時の西欧はキリスト教の布教(未開の民族にキリストの教えを齎す)を旗印に宣教師を先頭に侵略の手先としていたからだ。

庶民は純粋に教義を信じていても、日本国よりも宣教師につくということは、当時では宣教師=西欧侵略の手先の下働きになるということだった。庶民は純粋に騙されて侵略者の手先となることに気が付かないから、当時の弾圧は信教の自由の問題ではなく、侵略を防ぐやむを得ない手段だったのだ。無為無策にすごしていれば、日本もアメリカインディアンのように征服されていただろう。

我々日本人の祖先は叡智で侵略を防いだのだ。同じ遺伝子を持つ子孫の我々も、西欧と同じ目線で物事を見ないで、東洋の、日本の、一神教でない八百万の神々の目線で平和に貢献しようではないか ! !

核武装どころか、沖縄の基地も、岩国も横須賀も要らない。日本が、アメリカを軍事依存でない真の大国にする国創りを手伝えば、北方領土も尖閣諸島も竹島も、領土問題は解決する。

沖縄県の人たちに、先の戦禍は無駄ではなかったと、日本に編入されてよかったと、心から思ってもらえるように、我々庶民は祖先の叡智に学び祖先の叡智を活用して、日本の國の品格を高めていこうではないか ! !

相手を尊敬しないで、相手に尊敬されはしない。疑心は暗鬼を生む。信頼と尊敬の世界を創ろう ! !

平成十九年三月十日 肥やしの老狼