| 日本の処方箋 序章三 『日本の伝統文化 任侠ヤクザ』
皆様、特に坂さん、村下さん、山岡さん、小西さん、武井さん、昨年の九月のロフト覚えていますか? 貴兄方から頂いた厚情、忘れません。力も頂きました。感謝しています。
人生の終わりを前にして御伝えしたい。否、御伝えしなければならぬのが、皆様の考えている暴力団(ヤクザ)に対する反対のことなのです。本音で申し上げます。信じてくれとは言いません。事実を検証してください。これは皆様に対すると同時に、警察庁とそれを操作しているアメリカ合衆国に対しての説得を考えています。
俺も五十年前、東北のカスバと言われた郡山を制覇して、ヤクザの汚さ、卑劣さを知りました。官製の表の通り、「命だけは助けてくれ」と乞われ、「サツに出るなよ ! 」「勿論です ! ! 」と約束していたのに、訴えられたのが三件あります。表3.4.5「処分不明」の三件です。訴えなかった親分も五人ほどいましたが。
実の俺は兇悪兇暴性は相手の上をいく悪党愚連隊でした(*)。終戦直後の占領軍全盛の時代に「マッカーサーよりも天皇陛下よりも偉い神」と呼ばれたほどの、天才的(笑)悪知恵の持ち主でした。今でも護國團の古い團員は知っている昔の兄弟分が会津若松にいます。でも卑怯卑劣はしませんでした(*)。弱い人は助けました。大体弱い人は金を持っていません(笑)。それが一念発起して、過去を凍結して上京以後、自分の生き様を求め、他の倍以上の行動をしました(*)。
バクチも右翼の中では有名なほどやりました。なぜかと申しますとヤクザを殺したくなかったからです(*)。当時、在京の高名な親分方は右翼左翼を問わず、国事に奔走する「人物」を尊敬し、付け届けをするのです。俺は護國團に入団当時、受け付けをしていて、その利害打算のない伝言も言付かり、「何かあったら何時でもどうぞ」と言われました。本当の善意で尽すこのような方々を以前「拙書」で幕末の志士日柳燕石を喩えに書きました。
(*)印の箇所は後日詳述します。
何故今更自慢にならぬ話しをと思わないで下さい。
今、世界は核の問題で行き詰っています。9・11同時多発テロ以後、米国の中から米国人自身の言葉として「米国は他国の伝統文化に学ぶ必要があるのではないか ! ! 」との言葉が有りました。全くの至言です。米国人は自由を求めて集った才能を生かせる素晴らしい人々です。でも国家として他国からみた場合、恐るべき國になるのです。米国は、正義を演出して行動を起こしますが、責任や反省はないのです。つまり国家ではなく文字通りの合洲国なのです。悪く言えば正義の仮面を被った利害の集団になるのです。
でも今、米国と戦って勝てる國はないと存じます。核は戦いの武器なのです。米国は有り余るほど所有しています。そして恐れています。日本で使用した二種類の原爆(ウラン・プルトニウム)の悲惨さを、日本人より恐さを知り尽くしているのです。己の影に怯えています。疑心暗鬼の底なし沼に陥っています。米国の一国主義を助長させたのは、第二次世界大戦後「あの日本を、日本でさえ民主主義の國にした」と思い上がっている誤解が多分にあります。以後ベトナム・ソマリア・イラク等々民主主義?の國に変えようとした例はたくさんあります。全部失敗しているのに、懲りていないのは何故でしょう?? 反省できない、責任を取れない國だからです。
その米国に、日本の伝統文化の真実を認めさせることが出来るのは、矢張り不思議な國ニッポンの、唯一の≪地≫の伝統文化任侠=ヤクザの存在なのです。≪天≫=皇室は米国の政策で伝統文化を崩されました。二千数百年の歴史の中に「象徴」天皇はありません。
天と地の現状は昨年九月二十七日ロフト会場の背景に張り出した文言及び拙書に紹介した詩の通りです。
天ハ地ニ陽ヲ差スコトヲ忘レ
天ヲ恐レヌ上ノ人 下ノ人々ヲ貪リ喰ラウ
逃ゲル術ナキ地ニ生キル人
地ノ底ノ火ヲ以ッテ コレヲ補ウ
一滴ノ血モ流サズ 何人モ阻止デキヌ
地ノウネリヲ起コシ 天地ノ理ヲ明ラカニセン
『俺の言う「地の底の火」とは、皆様が暴力団と呼ぶ任侠を指すのです。』
俺は右翼になって始めて会った護國團幹部の威厳に打たれ、全身全霊を打ち込みました。そして裏切られました。黒い血が逆流しました。「幹部を叩っ斬りたい ! !」 心を抑えて、奴らは併せて三人(浜口雄幸・團琢磨・井上準之助)を殺したが、俺は五人殺して見返してやると肚に決めて人選をしている時に、國士稲川総裁(稲川会)に出会い、目から鱗が取れたのです。俺にとっては神でした。歳月が過ぎて二度目に又殺そうと考えた時に、又もや國士西口総裁(住吉会)に救われたのでした。驚かれるかもしれませんが、一点の嘘もありません。要望があるので、いずれ「マンガ」本でも紹介します。六十年安保の後、火の様な盛り上がりだった全学連の最高幹部島君の火を消して、過疎地の医者で後半生を全うさせたのは國士田岡組長(山口組)でした。
ヤクザのトップの誰にでも「國の為に頼む」と言って見て下さい。二つ返事で引き受けてくれます。
ヤクザは祖先の叡智が残した「日本の宝」なのです。
再度藤原正彦氏の「国家の品格」を熟読して下さい。國は一つです。俺は国家の品格の「裏」を詰めていく為に、次回以降も智恵を絞ります。乞うご期待。
肥やしのウルフ爺さん(平成18年11月1日)
|