愛國運動・思想・宗教 其の五
神皇第百二十一代
孝明天皇 御製
澄まし得ぬ
水に我が身は
沈むとも
濁しはせじな
よろずくにたみ
平成十五年六月十五日、奇しくも六十年安保と同じ日、憂国の人、北海道の医学博士・佐藤北洲耕治氏による孝明帝の招魂と鎮魂の祭りに招かれ、北海道北赤井川村の北孝明神宮へ参じて丸三年。
http://www.ishiikazumasa.com/roaring/2003/0707200301.html
この歳月を振り返るに、「よろずくにたみ」に思いを馳せながら、無念の涙を呑んだ孝明天皇の御遺志に応えるような日本の姿が見えてきたか、はなはだ疑問に思う。この三年の間に「自衛隊のイラク派遣」「郵政民営化」「BSE牛の無理やりの輸入再開」、立て続けに起こったホリエモンと村上の逮捕の原因も、グローバルという名の米国流に振り回された結果であった。
今の日本は第二の黒船来航時代ともいえるが、現状は第一の黒船来航の孝明天皇時代よりもはるかに悪い。冷戦崩壊の一方的勝利で歯止めの効かなくなった米国の身勝手な正義に振り回されて、反中嫌韓と過剰に反応して親日だったアジアの國さえ敵に回しつつある。
靖國問題がその典型だ。中国が、韓国が(内政)干渉するからと、その都度、反中嫌韓が過激に出てくる。しかし内政干渉の元は米国が(主導で)行った東京裁判だ。いくら独立回復後の昭和二十八年八月の国会決議において、
国内的に戦犯はいなくなったとしても、それを対外的に納得させる努力をしてこなかったのは、日本政府の無作為の責任であり、外国に対しての説得力は薄い。過去の実例として、ソ連・フィンランド戦で、ソ連との戦いに敗れたフィンランドが、戦争指導者を対ソ的には「戦犯」としながらも、国内的には英雄として扱ったことと同じで、もしフィンランドがソ連に対して、「英雄」といえば、外交関係がおかしくなっただろう。日本の場合は、国会決議があったとはいえ、国内的にも「英雄」どころか「戦犯」扱いしている向きも多いので、対外的にはるかに説得力がなく、訳のわからない國と警戒されてしまっているのが現状である。
これを打破するためには、逐一の行為や靖國参拝の有無とか干渉の有無に振り回されることなく、米国を土俵に上げて、東京裁判そのものの理不尽を明らかにする以外にない。然るに現状の反中嫌韓では、米国を土俵に上げるどころか、米国の離間政策にまんまと嵌っている。特に保守派や民族派がいつまでも反中嫌韓では、東京裁判の見直しは永久に不可能であること、つまり反中嫌韓は東京裁判の肯定の後押しをしているも同じだと自覚しよう。米国を土俵に上げるためには、まず土俵作り(日本人の意識の合意)から始めなければならない現状をもどかしく思うが、志半ばに病で無念に斃れた同志たちのためにも、我々が成し遂げなければならないことなのである。
憂国の人、佐藤北洲耕治氏は平成十七年秋に、日本の未来に憂慮を抱いたまま、病のために死去されました。ここに謹んで哀悼の意を捧げますと共に、佐藤北洲耕治氏の無念の分も、我々が背負って日本のあるべき姿(復古維新)へ邁進することを宣言します。
ウルフ爺さん&レディウルフ (http://www3.to/gwife)
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