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思想・宗教元年 其の八
「日本のヤクザ(仁侠)は先人の遺産」

 坂さん、再度ですが貴兄の質問は庶民の多くの気持ちを代弁されたものです。これは貴兄の真摯な気持ちを旨として「さざれ石」たるべく実践している私にとっては、避けて通れない問題です。あの後、村下さんからも坂さんに共感するとのメールがありました。これからも坂さんや村下さんのように皆さんからの本音のメールを待っています。
 
  戦後60年間、方向を見失った流れに大和心の同志を乗せた舟を目的地に進める為にこれからの日本を背負うあなたたちが棹をさして下さい。日本のヤクザは川の底で棹を受けとめてくれます。

 日本のヤクザのトップは愛国者です。もし、ヤクザのトップが愛国者でなかったなら、官のトップの多くが崩れきっている今の日本の状態は、このような生易しいものではなかったはずです。また私が命永らえて現在あり、日本の為の肥やしとして皆さんと話すことが出来るのも、ヤクザに助けられたからのことなのです。

 私は時々、三島由紀夫氏や野村秋介氏を羨ましいと思うことがあります。彼らは自分の頭の中に観念上の愛国を入れ、行き詰まって純粋なままに自死できました。私は現実の悪や泥にまみれて苦悩しています。それはすでに拙著にも書いたとおりです。そんな中で日本の起死回生の薬はもはや劇薬しかなく、それは悪の中にあることを知りました。

 この5月25日に、新宿職安(ハローワーク)前の新しいNAKEDロフトでは、立場は違えど同じように日本を憂えて試行錯誤して来た元左翼の闘士・深笛義也氏(現在発売中の週刊新潮5月19日号に『我が闘争「成田空港」裏面史』を執筆)を迎えて、愛国者同士、これからの日本の為に喧喧諤諤で討論します。もはや右や左と色分けしている時代ではありません。右も左も戦後60年間、愛国心のある純粋な若者を食い潰して来たことに今の日本の体たらくがあります。

 我々先に生きてきた世代の義務は、これからの日本を背負って行く若者のために、すでに過去の遺物となった左右の幻想を解き放つことにあります。深笛氏との討論では必ずやその道しるべが生まれることでしょう。

 今話題の中国の反日運動、韓国との関係、靖國問題、庶民の為にあるべき右翼の役割等々、前回も述べましたように皆さんの真摯な質問を待っています

「国は一つ」ですから。

肥しの老狼