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思想元年 其の四
「思想・宗教を考える」

 「コロンブスの卵」

 坂さん、皆さんご無沙汰しました。堕ちるところまで堕ちた今の日本だからこそ、求め合う心が高まっていると確信できました。立派な肥しになるべく、言行一致を念願してインターネツトの空間で、左翼・右翼・ヤクザの人と喧喧諤諤やってきた中で希望が見えてきました。

 いよいよ卵を立てる時です。その時こそ戦後60年の殻が破れるのです。其の為の新しい中身を創るのが今です。新しい中身がないとただ流れ出して終わってしまいます。 其の為にも敢えて最低の問題に取り組んだのです。真剣に徹底してお互いの合意を引き出そうではありませんか ! !

 昨年の12月23日坂さんに会って頂いたのは、日本で一流の医学博士達でした。また
   著名人の江本さんや藤岡弘さん、そして一流のマスコミ界の方も、俺如きに声を掛けてくれるようになりました。第三勢力で本来の日本の姿を取り戻そうと ! !

 私も満を持しての最後の戦いです。負ける訳にはいきません。貴方達に全てを託せば安心成就です。上っ面をなぞってきた戦後60年の殻を破って目覚める時の為に。皆様の肥しが吠えます。何卒疑問を追求して下さい。

 前置が長くなりましたが、坂さんの質問の続きです。文中これまでと重複する部分はあると思いますがご理解願います。

 

●ヤクザは募集してなるものではない。

 ヤクザは悪いからヤクザなのである。(ヤクザ予備軍であった俺がこれは後日、述べます。)

 そのヤクザを日本の先人は叡智を以って「仁侠文化」を創り、伝統の一つとして、うまく住み分けて、床の間や和室(カタギの衆)、と厠=トイレ(ヤクザ)と、長い間それなりに機能を果たしてきた。それをぶち壊して日本の住みやすさを破壊したのは戦後の米国の政策であった。

 戦前、権力が「暴力団」とレッテルを貼っていたのは「労働組合」である。戦後の「破壊活動防止法」も労働組合を含めた赤色暴力革命を念頭に作られたものであり、知られているように終戦後、庶民が第三国人の横暴に苦しんでいた時に、占領軍に力を削がれた警察に助太刀して庶民を助けたのはヤクザである。権力がヤクザに「暴力団」のレッテルを露骨に貼ったのは戦後のその記憶も薄れかけた昭和40年代になってからである。それまでは政治家もヤクザに助けられたことも多かった。警察もヤクザと交流していた。

 そして「暴対法」は戦後のそのような事情を知る世代が少なくなりつつある戦後50年近い平成4年(1993年)の施行、いわば米国の日本占領政策(=日本弱体化政策)の総仕上げであった。その前に戦前戦中世代が第一線を退いた頃に、降ってわいたように教科書問題や靖國問題が露骨になったのは1980年後半であるから、これらのことは別問題のように見えて、どちらも日本の伝統を破壊したい勢力の意図が働いているのである。

 庶民の多くは「暴対法」が出来たら日本の治安はもっとよくなると思っていた。それなのに反対に治安は悪くなるばかりで、今では庶民は警察を信用できなくなり住民のパトロール隊を作っている始末である。結局誰の為の「暴対法」であったのか?この「暴対法」以降、警察の不祥事はうなぎのぼり。交番の前まで助けを求めに来た人は助けないで、やるべきことはやらないで、ありもしない手柄の書類は偽造する。このような輩を我々庶民は退職金も年金さえも与えて、税金で養っているのである。

 偽造キャッシュカードや偽札で、指定暴力団とされたヤクザの一部が庶民に迷惑をかけているのは事実である。これを擁護するつもりはないが、そもそも日陰で住み分けていたヤクザの領域に「暴対法」で警察がヤクザの代わりにのさばるようになったので、やむにやまれない面もある。つまり警察は税金で養われながら、ヤクザの領域の上前をはねている。ヤクザも人間であるから生きなくてはならない。飢えに直面したら善良な人間でも人肉を食らう。

 ヤクザはある意味では軍隊と同じく必要悪なのである。軍隊は人殺しの訓練をする組織であるが、いざという時の為にほとんどの国は税金で軍人を養っている。ヤクザは税金で養われていないが、親分の命令いっか火の中水の中飛び込むのはある意味では軍隊以上である。つまり平時は自分で生活の糧を得ながら、いざという時には命さえ惜しまないのであるから、心強い予備役なのである。楠正成や児島高徳もヤクザであった。日本の伝統はこのように悪を纏めて散らさない。毒は毒を以って制するという、我が祖先の叡智の結晶が敗戦までは連綿と続いていたのである。

 米国にとって「天皇とヤクザ」の二つは永久に理解出来ないものであった。特に戦後の混乱期のヤクザの行動は、アウトローといえば、ギャング・マフィアしか知らない米国に驚きを与え、戦中の、天皇の為に督戦隊もないのに逃げもせず玉砕し続けた日本軍の精神を占めた天皇と共に、ヤクザを恐れた。彼らにとっては「マフィア」と同一視していた日本のヤクザの義挙は驚き以外のなにものでもなかった。そしてヤクザに、トラウマで従順になって占領軍のなすがままの大多数の日本人にはない強靭さを見て、一方的弱体化政策の新たな敵として恐れた。戦後宮内庁を乗っ取ることにより、皇室を堕落させて天皇の操縦は完了した。次ぎはヤクザの番で、米国御用達の警察庁とそれに組する議員どもによって「暴対法」が施行された。ヤクザが現在恩を仇で返されている由縁である。

 今問題視されている「人権擁護法案」も、庶民はこの法律により今以上に人権が守られると思っているようであるが、「暴対法」と裏表で、守られるのは権力者の人権だけで、庶民には警察も含む権力者の違法・脱法・不道徳を知るルートが狭められるだけである。憲法違反の身分法の「暴対法」の成功により、権力はいよいよ庶民の統制にかかってきたのである。庶民は「暴対法」の時はヤクザだけの事と思っていたかもしれないが、人権擁護法案は「暴対法」に続く権力の庶民操作だということをゆめゆめ忘れてはならない。

 安全神話を取り戻す手っ取り早い方法が一つある。先に触れたように異色の警察庁長官漆間氏が日本の為に、警察庁長官として仁侠のトップで帝王学を身に付けている稲川総裁と西口総裁に会い、胸襟を開いて話し合うことである。私は喜んで間に立つ。昔、清水次郎長に会った山岡鉄舟や軍神と崇められた広瀬中佐の故に例えれば、荒唐無稽な話ではない。山岡鉄舟は明治天皇を相撲で投げ飛ばした人物であるし、広瀬中佐は明治の帝国海軍の将校であった。

 同時多発テロ以来、世界の声はイスラム・キリスト間の徹底的な溝を埋めて中和させるのは、異文化の日本であると確信している。このイスラム・キリスト間の対立でますます孤立感を深めている米国に安らぎを与え、世界の平和に寄与する為にも、まず米国がポチでありながら、頼りにしている日本の中を纏めなければならない。今は精神的な戦後である。武力の敗戦後に警察と仁侠が力を併せて日本再建へ向けて出発できた。 其の時まで残っていた日本人の叡智にもう一度戻って精神的な門出をしようではないか ! !

 今、上述のような「大和心の結集」こそ焦眉の急である。領土問題も含めてすべてがそれにかかっているのである。

平成17年3月29日

吠える老狼